ごあいさつ

 日本プロボクシング協会の協会長・小林昭司(写真最前列中央)です。私は10代でボクシングを始め、20代のときには「セレス小林」のリングネームで世界王座を獲得することができ、引退後はジムを起こして後進の育成にあたってきました。30年以上もボクシングと深く関わってきたことになります。

 五十路を前に、これからはボクシング界に恩返しをしなければならないと思い大役を引き受ける決意をした次第です。

 協会長就任に際し、私は以下の4つのマニフェストを掲げました。

★キッズ育成のさらなる徹底
★4回戦と6回戦の充実
★アマチュアとのよりよい関係の構築
★コミッション(JBC)との関係強化


 キッズの育成に関しては2008年からU-15の大会を開催してきたことで、底辺の拡大と防御を中心にした技術の向上が図れたと思っています。現在はJCL(ジュニア・チャンピオンズ・リーグ)と大会名称を変えて引き継がれています。

 社会の少子化も関係しているのか、近年はプロボクサーの数が減少傾向にあります。こうしたなか4回戦、6回戦のいわゆる中間層の育成と充実を図ることが極めて重要だと考えています。

 アマチュア(日本ボクシング連盟)とは、これまで以上に連携を深めて日本のボクシング向上のために尽くしていく所存です。ボクシングの普及にはプロとアマチュアが手を携え、それぞれの枠を超えて相互協力していくことが不可欠だと考えています。

 同様にボクシングのより良い方向に進めていくためにはJBCとの関係強化も欠かせません。これまで以上に連絡を密にしながら活動していきたいと思っています。

 いまは責務の重大さに日々身が引き締まる思いです。微力ではありますが、皆様のご理解、ご協力のもとボクシング界のさらなる発展に力を注いでいく覚悟です。

小林昭司





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