世界王者アーカイヴス

小熊(大熊)正二

  1951年(昭和26年)7月22日、福島県出身。
本名=小熊正二。70年12月、プロデビュー。右利きだが剣道の経験を生かして左構えにコンバートしたサウスポー。

  74年5月、ノンタイトル戦で当時の世界王者ベツリオ・ゴンサレス(ベネズエラ)に善戦し、再戦となった5ヵ月後にタイトルマッチで判定勝ち。無名から一躍WBC世界フライ級チャンピオンの座に上り詰めた。
初防衛戦でミゲール・カント(メキシコ)に惜敗してタイトルを失うと、奪回を狙って5度の挑戦を企てた。

  80年5月、朴賛希(韓国)を9回KOで下して5年ぶりにWBCタイトルを奪回。4度目の防衛戦でベルトを失うとスーパー・フライ級に転じたが、2階級制覇は達成ならず。

  ボディブローを得意としたサウスポーのボクサーファイター型。戦績は49戦38勝(20KO)10敗1分。
現「小熊ボクシングジム」会長。

2008.06.01更新