WBA世界スーパーフェザー級王者
  上原 康恒

 1949年(昭和24年)10月12日、沖縄県出身。高校、大学を通じてアマチュアで125戦117勝(88KO、RSC)8敗の戦績を残し、72年11月にハワイでプロデビュー。

 73年11月、時の世界スーパー・フェザー級王者リカルド・アルレドンド(メキシコ)を無冠戦で下す殊勲を挙げ、弟のフリッパー上原とともに沖縄旋風を巻き起こす。

 74年8月の世界初挑戦はWBAスーパー・フェザー級王者ベン・ビラフロア(比)の前に2回KO負け。
2度の日本タイトル獲得で通算9度の防衛を果たした後、80年8月、米国デトロイトでV10王者サムエル・セラノ(プエルトリコ)を劇的な6回KOに屠ってWBA世界スーパー・フェザー級タイトルを獲得した。
初防衛後、セラノとの再戦でタイトルを失い、その試合を最後に引退。

 右にパワーを秘めた右のボクサーファイター型。戦績は32戦27勝(21KO)5敗。