WBA世界フライ級王者
 花形進
 1946年(昭和21年)1月21日、神奈川県出身。
63年11月、プロデビュー。4回戦を16度、6回戦を11度経験するなど長い下積みを経て頭角を現した。68年にはライバルとなる大場政夫に判定勝ちを収めている。

 69年4月、日本フライ級タイトルを獲得。2ヵ月後、時のWBC世界フライ級王者アラクラン・トーレスをノンタイトル戦で下す殊勲を挙げたが、11月の本戦では15回判定負け。その後、3度の世界挑戦を試みたが失敗。

 74年10月、計量失敗で王座を剥奪された前チャチャイ・チオノイ(タイ)に6回KO勝ちを収め、念願の世界タイトルを獲得した。初防衛戦で惜敗後も返り咲きに執念を見せたが叶わなかった。

 出入りのステップを多用する右ボクサーファイター型。
 戦績は65戦41勝(7KO)16敗8分。「花形ボクシングジム」会長として星野敬太郎を世界王座に導いた。