WBA世界スーパーウェルター級王者
 工藤政志
 1951年(昭和26年)8月24日、秋田県出身。
高校時代はレスリングでインターハイ3位の実績を残し、上京して自衛隊体育学校を経てボクシングに転向。

 73年5月、プロデビュー。初陣から7ヵ月で全日本ミドル級新人王に輝いた後、75年3月に決定戦を制して日本ミドル級タイトルを獲得。このタイトルは3年間に8度の防衛をマーク。

 78年8月、WBA世界スーパー・ウェルター級チャンピオンのエディ・ガソ(ニカラグア)を15回判定で破り、世界タイトルを獲得。3度防衛後の79年10月、アユブ・カルレ(ウガンダ)に15回判定負けを喫して王座を失い、その試合を最後に引退した。

 レスリングで培った体力とスタミナ、タフネスを生かした右のボクサーファイター型。 戦績は24戦23勝(12KO)1敗。
 現「常陸大宮ボクシングジム」会長。