WBC世界フライ級王者
 小林 光二
 1957年(昭和32年)8月27日、東京都出身。78年12月、プロデビュー。79年度の東日本フライ級新人王に輝くが、全日本決定戦では渡辺二郎に1回KO負けを喫した。

 渡辺戦後、4年間に引き分けを挟んで14連勝(10KO)をマークして世界ランクを駆け上がった。84年1月、フランク・セデニョ(比)から4度のダウンを奪って衝撃的な2回KO勝ち、WBC世界フライ級タイトルを奪取。葛飾区出身ということから「下町のチャンピオン」としてスポットを浴びた。

 戴冠から3ヵ月後の84年4月、初防衛戦でガブリエル・ベルナル(メキシコ)に2回KO負けを喫し、タイトルを失った。その後も返り咲きの機会を伺っていたが、連敗を機に85年に引退。

 長身を利したサウスポーのボクサーファイター型。左ストレートは破壊力があった。戦績は31戦24勝(15KO)4敗3分。