WBA世界スーパーウェルター級王者
 輪島功一
 1943年(昭和18年)4月21日、北海道出身。
 本名=公一。中学卒業後に上京し、職を転々としながら24歳でジムに入門。68年6月、25歳でプロデビュー。
 全日本ウェルター級新人王を獲得後、初陣から15ヵ月で日本スーパー・ウェルター級王座に上り詰める。

 71年10月、カルメロ・ボッシ(イタリア)を破って28歳で世界スーパー・ウェルター級タイトルを獲得。
6度防衛後、オスカー・アルバラード(米)に敗れてタイトルを失うが、7ヵ月で奪回。
 そのタイトルを柳済斗(韓国)に明け渡すが、これも8ヵ月後に奪い返した。30歳を越えた「炎の男」の敢闘は世の中年族を奮い立たせた。

 77年6月の試合で4度目のタイトル獲得に失敗。その試合を最後に引退した。戦績は38戦31勝(25KO)6敗1分。左右フックに強打を秘めた右の変則ファイター型。
 引退後は「輪島功一スポーツジム」会長を務めている。