WBA世界ライトフライ級王者
 渡嘉敷勝男
 1960年(昭和35年)7月27日、沖縄県出身。幼少時に兵庫県に移住。具志堅用高に憧れてボクサーを志し上京。78年12月、プロデビュー。

 79年度の全日本ライト・フライ級新人王を獲得するなど、ルーキー時代から「具志堅の後継者」として注目を浴びる。

 81年12月、具志堅の2代後の世界王者・金煥珍(韓国)を15回判定で破り、WBA世界ライト・フライ級タイトルを獲得。金との再戦を制するなど2年間に5度の防衛に成功。

 83年7月、ルペ・マデラ(メキシコ)に不運な4回TKO負けを喫し、王座陥落。その後、返り咲きを狙って2度の挑戦を試みたが、目的は果たせなかった。

 旺盛なスタミナと闘志を前面に出した右の好戦的なボクサーファイター型。戦績は25戦19勝(4KO)4敗2分。現「渡嘉敷ボクシングジム」会長。