WBA世界スーパーフェザー級王者 小林弘

 1944年(昭和19年)8月23日、群馬県出身。
62年7月、プロデビュー。その年の全日本ライト級新人王を獲得。64年9月、日本フェザー級タイトルを獲得し、3年間に7度の防衛を果たす。

 67年12月、沼田義明を12回KOで破って世界スーパー・フェザー級タイトルを獲得。このタイトルはアントニオ・アマヤ(パナマ)ら強豪を相手に4年間に6度防衛。これは後に具志堅用高に破られるまでの日本記録だった。

 71年7月、アルフレド・マルカノ(ベネズエラ)に逆転KO負けでタイトルを失う。その3ヵ月後、パナマ遠征で後のスーパースター、ロベルト・デュラン(パナマ)に7回KO負けしたのを最後に引退。

 右クロスとカウンター、戦術に長けた右ボクサー型。
戦績は75戦61勝(10KO)10敗4分。引退後は東京・武蔵野市に「TAIKOH小林ボクシングジム」を興した。