WBC世界ミニマム級王者
 WBA世界ライトフライ級王者
 井岡 弘樹
 1969年(昭和44年)1月8日、大阪府出身。「浪速のロッキー」として一世を風靡した赤井英和に憧れてボクシングを始め、86年1月に17歳でプロデビュー。

 初陣から1年半後の87年7月、18歳6ヵ月にして日本ミニマム級タイトルを獲得。さらに同年10月、WBCが新設した世界ミニマム級初代タイトルをマイ・トンブリファーム(タイ)と争い、12回判定勝ちでベルトを獲得。18歳9ヵ月での戴冠は日本記録として現在も残る。

 2度防衛後、タイトルを失うとライト・フライ級に転じ、91年12月には同級WBAのV17王者・柳明佑(韓国)を下して2階級制覇を達成。
93年以降はフライ級、スーパー・フライ級で3冠を狙ったが、果たせなかった。

 左ジャブと右ストレートを多用した右のボクサー型。戦績は42戦33勝(17KO)8敗1分。現「井岡ボクシングジム」会長。