WBC世界ライト級王者
 ガッツ石松
 1949年(昭和24年)4月9日、栃木県出身。本名=鈴木有二。66年、プロデビュー。翌年度の全日本ライト級新人王に輝く。

 70年6月と73年9月に世界ライト級タイトルに挑むが敗退。その間、72年1月に東洋ライト級タイトルを獲得。
 本名から鈴木石松、さらにガッツ石松とリングネームを変え74年4月、3度目の世界挑戦に臨みロドルフォ・ゴンサレス(メキシコ)を8回KO。日本人として初のWBC世界ライト級チャンピオンとなる。

 合羽に三度笠姿で入場し、左から繋ぐ速い右を自ら「幻の右」と名付けて人気を博した。5度防衛後、エステバン・デ・ヘスス(プエルトリコ)に敗れて王座を失った。

 足をつかいながら左ジャブを繰り出し、機をみて右を放つ右のボクサーファイター型。
 戦績は51戦31勝(17KO)14敗6分。
 引退後はタレントとして活躍。